「大阪夢洲カジノ誘致計画の認定取り消しを求める6・23国土交通省観光庁請願行動」報告集

夢洲カジノを止める大阪府民の会
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★2023年6月23日(金)、私たちは、夢洲IR・カジノの区域整備計画の「認定(4月14日)」という情勢の中で、『大阪夢洲カジノ誘致計画の認定取り消しを求める6・23国土交通省観光庁請願行動』に取り組みました。そして6月24日(土)から、「夢洲カジノを止める大阪府民の会」として、活動を再スタートさせました。
★この『6・23国土交通省観光庁請願行動』報告集は、夢洲カジノを止める運動を大阪府民のみなさんとともに作り出していくために作成しました。特に、「観光庁による文書回答」「観光庁とのやり取り」を読んでいただければ幸いです。

1.『6・23国土交通省観光庁請願行動』

(1)概要

13:00~14:00
議員要請行動

14:30~15:30
国土交通省観光庁請願・意見交換会

16:00~16:50
院内集会
基調報告/国会議員他連帯のあいさつ/議員要請/行動報告/意見交換・まとめ

▸「国会議員要請行動」、「国交省観光庁請願・意見交換会」、「院内集会」に取り組みました。「議員要請行動」の参加者は15人。6チームに分かれ国土交通大臣、副大臣、政務官、衆参国土交通委員をされている約80人の議員事務所へ直接訪問。国土交通大臣への「請願書」を手渡し、趣旨を説明。運動への協力を要請しました。初めて議員要請行動に参加された大阪府民の方も責任者になり、訪問・良いせいに取り組むことができました。カジノ住民投票署名運動の『記録集』も、約50冊手渡すことができました。
▸「国交省観光庁請願・意見交換会」と「院内集会」へは、33人が参加(私たち会の関係から26人・議員1人・議員秘書3人・鳥畑教授・報道関係者2人)。国土交通省観光庁からは4人(詳細、後述)が参加し、『東京新聞』などが報道してくれました。
▸協力議員 大石あきこ衆議院議員、くしぶち万里衆議院議員、福島みずほ参議院議員、大椿ゆうこ参議院議員、宮本たけし衆議院議員、山下芳生参議院議員、森山浩行衆議院議員、神津たけし衆議院議員など。

(2)意義

  1. 4月14日に政治的な意図を持った夢洲カジノ計画の「認定」がおこなわれて以降、大阪府を中心に関西圏と神奈川県などから30人以上が参加し、初めての政府交渉の場をつくることができました。この意義は大きいと考えています。議員要請行動では80人の政府関係者・国土交通委員に請願書を手渡し、大阪府民の反対の意思を伝え、問題なく「認定」が了承されたわけではないことを明らかにすることができました。
  2. 国土交通省観光庁請願行動では、「認定」について付された「7つの条件」についての質問書に対する文書回答を得ることができました(後述)。交渉の場で問題点を明らかにし、今後の「実施協定」締結について「7つの条件」をクリアすることなしに進めることは許さないと追及しました。その中で、「認定に7つの条件は、必要条件ではない」との認識を変えることは出来ませんでした。しかし「認定の必要条件ではないが、今後の実施協定締結やカジノ免許申請の過程で必要となる認可について求められる必要条件」となることを、国土交通省観光庁として「必要条件という言葉を使うとややこしくなるが、おっしゃる通りのイメージ」との言葉で回答として得ることができました。また「地盤沈下」「収益の推計値」「依存症」などの問題を、重要なこととして認識させることができました。
  3. 「認定」を4月まで遅らせてきたのは、住民投票条例制定署名運動をはじめ、多くの大阪府民やそれに賛同する人々の運動の力です。審査委員会は「及第点」を取り繕い「認定」を行いましたが、「要求基準」についての審査内容は不明であり、「7つの条件」を付さざるを得なくするところまで追い込んでいます。今後の「実施協定」締結における国土交通大臣の「認可」を行う上で、「7つの条件」は大きな位置を占めることになります。関西万博工事も暗礁に乗り上げ、夢洲IR・カジノ建設工事についても、同時並行に進めることが困難となってきています。
  4. 政府と大阪府・大阪市に対する2つの署名運動や、IR株式会社、融資銀行・企業への要請行動、パレード、学習会など、みんなで大きく運動に踏み出すスタートとなりました。
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