「支援する会」(https://osaka-casino-saiban.net/)の会長である松田氏が「IRカジノ計画はもともと依存症客を多数作ることを想定した計画ではないか、そしてその核心部分の情報を隠すことでIRカジノ計画は進められているのではないか」という疑問を抱き、関連する行政文書公開請求に踏み切りました。
(2025.2.8)記事でその市民運動としての意義を紹介

この答申の18日後に行われた「令和6年度 『大阪IR(統合型リゾート)説明会』(第3回)」の場で、松田氏はIR推進局職員に次のような質問をして回答を得ています。以下の記録はIR推進局の記録から関連部分を抜き書きしたものです。赤字部分に注目!
<松田氏の質問> 740 億円は納付金で、利益のうちの入ってくるのが 15%というふうに思ってるので、これで計算すると 4900 億円になります。ところが資料1の 6 ページのゲーミングの収益は、4200 億円となっているので、700 億円の差があって、これは、だから集客のために使えるお金、例えば賭け金に応じてポイントつけて、いろいろ宿泊施設を安くするとか、いろいろお土産安くするとか、あるいはチップとして 6000 円払って入場するけども、6000 円分のチップを渡すと、そういう形でも使うこともできる。要するに 700 億円ですから、そういうふうな、いろんな形で集客のために使うやつで使われているんじゃないかと、そういうふうに私としては認識をしております。
<IR推進局の回答> 前段でご指摘をいただいておりますとおり、納付金 740 億円の年間の収入の想定についてですけれども、これは法律上、カジノ行為の粗収益から 30%、地方に 15%ということになりますので、その算定のもととなる数字としては約 4,900 億円になります。一方で、資料1の 5 ページに記載をしております年間売上のゲーミング 4,200 億円については、その粗収益から、いわゆるコンプ、先ほどおっしゃったようなものを引いたものが収益として 4,200 億円とお示しをしているところでございます。
松田氏は「大阪IRカジノの年間入場者数1600万人(うち日本人客1070万人←大阪府市の入場料320億円)、粗利4900億円(←大阪府市への納付金740億円)、表に出ている利益4200億円の裏に何があるのか、カジノの現状を知っていきたいです。」と語っている。
記録が公開されているのは次のサイト
https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/11233/r6-3_shitsugiyoshi.pdf
<松田氏の質問部分とIR推進局の回答部分の切り抜き>
<参考> IR説明会 全資料のサイト
