●2024年9月25日に「夢洲カジノを止める大阪府民の会・城東」と「ZENKO」で、経済産業省と日本国際博覧会協会への要請行動を行い、文書回答を求めました。過日、経済産業省商務・サービスグループ博覧会推進室から、以下の文書回答がありました。以下、資料を公開します。
日本国際博覧会協会からの回答については、届き次第アップします。
●万博開催期間中のIR・カジノ工事について、「防音対策」など施し工事継続と報道されています。しかし会合<議事録>を読むと、BIE(博覧会国際事務局)は、積極的に万博中のIR・カジノ工事を認めているものではありません。
●経産省の回答にある<資料・議事録>には、BIE・ケルケンツェス事務局長の手紙の日本語訳が載っています。日本語に翻訳されていますが、原文とニュアンスが違い、不都合な部分が全部消されています。原文を正確に翻訳すると、
「ご提案のこれらの手段(影響低減策のこと)は、未だ両サイド(万博側とIR側)の仮定に基づくところが大きいと、私は強調させて戴きたい。それゆえ、関係者協同体が頻繁に会合を開き、万博工事への悪影響を最小化する手段が有効でないと判明した時、これを最適化する力を持つことが、何よりも重要だと考えます」、となります。
無条件に合意しているものではありません。BIEは当初、万博開催期間中のIR・カジノ工事の中止を求めていました。一旦は矛を納めたものの疑心暗鬼。日本側の提案が機能不全と判明すれば直ちに異議を述べる構えです。
●カジノ反対世論が広がり、「影響低減策」に問題が生じた場合、万博開催期間中の工事を中止に追い込むこともできるかもしれません。約半年の工事中止となれば、大阪IR株式会社にとっては大きな問題となります。
【経産省からの回答】
「先日ご来訪の際のおたずねの内容、要望書について内容が多岐にわたるため、関連する資料を送付させていただくことを以て回答とさせていただきます。」
▸大阪・関西万博の開催が能登震災に与える影響についての政府見解
(令和6年8月1日(木)午前 林官房長官会見)
<資料>https://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/202408/1_a.html
※官房長官会見はURLで再生される動画の7:45頃が該当部分です。
▸メタンガス対策につきまして
(2024.06.24 メタンガス等に関する会期中の安全対策について)
<資料>https://www.expo2025.or.jp/news/news-20240624-02
▸IR工事における万博への影響低減策につきまして
(大阪・関西万博に関する関係者会合)
<資料>https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/osaka_kansai_banpaku/pdf/r60910_siryou1.pdf
<議事録>https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/osaka_kansai_banpaku/pdf/r60910_gijiyousi.pdf
▸防災対策につきまして
(2025 年日本国際博覧会 防災基本計画(初版))
https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/1226_n01_Bousai-Kihon-Keikaku.pdf
(2025 年日本国際博覧会防災実施計画(初版))
https://www.expo2025.or.jp/news/news-20240902-01
▸予算の執行管理につきまして
(第5回 2025年大阪・関西万博 予算執行監視委員会 資料4)https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/expo_budget_monitoring/pdf/005_04_00.pdf
▸当日対応者につきまして(当日対応者)
経済産業省 商務・サービスグループ 博覧会推進室 課長補佐・阿部尚行 ほか7名
【要請・質問書】↓