「夢洲カジノを止める会 吹田」が市議会に陳情/教育委員会に請願と要望ー大阪府下の市町村で請願行動をしよう!ー

「子どもたちを学校単位で万博に招待する事業に深い危惧を感じ、再考を」との表明を求める請願=請願書・要望書・陳情書の書式が提供されました=

<請願の趣旨>
大阪府教育委員会は5/31を期限に万博への児童・生徒招待事業の意向調査を行い、吹田市内小中学校の85%が参加を「希望」し、検討・未定は15%とされています。そして7月の臨時説明会では10月13日より仮予約を始めると各市町村に伝えました。
万博開催の人工島夢洲では3月末メタンガス爆発事故が起こり、パビリオンエリアでもメタンガスが検出されました。それ以外にも一酸化炭素、硫化水素等の噴出が基準値を合計1400回超と発表しました。有毒ガスの発生・噴出を止める術はなく万全などありえません。子どもたちの命を危険にさらすことになります。そのような所に学校行事の遠足として子どもたちを連れて行くのは「一定の強制力」を持って児童・生徒に参加を強いて、結果的に大きな困惑と心の傷を残す恐れがあります。
夢洲会場での万博は他にも多くの難題を抱えています。熱中症の心配、休憩所はメタンガス事故のそば?電車の乗り降りは?混雑は?災害があっても安全に避難できる?下見はいつごろ?など保護者・教職員の不安はつきません。しかし万博協会はメタンガス爆発事故の原因究明、抜本的対策も示さず、避難施設一つ作らないまま、未だ「万全の安全確保」との情報を提供できていません。また府教委は事業の主催者として安全対策の責任を果たそうという姿勢は見えません。もし重大な健康被害をもたらす事故が起これば、一体だれが児童・生徒、保護者に責任を取るのでしょうか。
このような状況の中で、参加・不参加を学校が判断する時期が迫ってきています。私たちは子どもたちの健康や命を危険にさらす万博夢洲会場に、学校・学年単位の校外学習で連れて行くことを深く危惧します。府教委は「強制ではない、参加は学校で決めること」とし、また「不参加の学校の子どもたちには無料入場券を配布する」との選択肢も示しています。しかし「安全・安心」の十分な情報提供もなく「学校が決めること」と各学校長のみに判断と責任と求めることができるでしょうか。
吹田市教育委員会は市内全ての子どもの安全と健全な成長に責任を持ち、日夜それを願っていると考えます。6月の市議会では吹田市長、教育長ともに「安全性が担保されること」「安全確保が最優先」と答弁されました。それが果たされていない現在、吹田市教育委員会として10月定例会議で「万博への学校・学年単位での招待事業には深い危惧を感じ、府教委に再考を求めざるをえない」と表明していただきたい。そして市内各学校へは懸念される情報も提供しながら、保護者・教職員と十分な協議の上、適切な判断をするよう指導していただくようお願いいたします。

<提供された書式> word文書をご活用ください

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