報告 ”メディアの責任を自覚してほしい”ー在阪マスコミへの申し入れー

4月8日、4チームに分かれて在阪マスコミ14社を訪問し、申し入れを行いました。趣旨は、万博・カジノ関連の市民運動を取材し取り上げてもらうことです。メディアへの日頃の思いも綴りました。
※毎日放送、フジテレビ、日本テレビ、朝日新聞、朝日放送、毎日新聞、サンケイ新聞、読売テレビ、読売新聞、関西テレビ、日本経済新聞、共同通信、NHK、テレビ大阪

各社ごとの訪問リポートは下段に載せています。→「各チームからの報告」


※マスメディアへの手紙は、何種類かあります。一例として以下に表示します。

各チームからの報告

㈱毎日放送:受付でもらったメモの番号に電話をし要件を伝えると、報道部デスクの方が降りてきてくれました。ロビーの来客用の丸机で15分ほど話をしました。
 800人御堂筋パレードや市役所ヒューマンチェーンなどに取材に来てもらっていません、と伝えると「そうでしたか、行ってませんでしたか」という返事でした。
 メタンガス爆発事故の型にはまった報道で終わっているので、後追い取材・報道をしてほしいと伝えました。
 チラシや資料数種類を渡して、座り込みアクションや此花学習会、万博1年前イベント抗議街宣にはぜひ来てほしいと伝えました。対応は丁寧で前向きな印象を受けました。ちょっと、期待しています。

㈱フジテレビジョン関西支社:営業しかなく、取材要請は本社にしてほしいとのことでした。対応してくれた営業の人に資料を渡しました。

日本テレビ放送網㈱関西中部支社:ここは営業しかしていない。本社へということでした。対面できずで、資料も渡せていません。

朝日新聞社大阪本社:受付前にいる警備員が対応(受付に直にしゃべれないという異常さ)。お客様相談室の電話番号を渡して「ここに電話をして」という対応。相談室の人と話す。「訪ねてきても報道の者が会うことはないし、事前アポも受け付けない。手紙と資料を受付に渡してもらえれば、後で報道の者が取りに行く。記者がそれを見て関心があれば連絡することもある。」ということで面談できませんでした。
名刺を付けて要請書等を受付に渡しました。

朝日放送テレビ株式会社:受付で自己紹介と資料を見せると「取材要請ですか?」と聞かれ、「はい」「おは朝ですか?夕方の~ですか?」「出来たらどちらとも」
「連絡してみます」「おは朝のスタッフが来ますのでおまちください」のやり取り後、若いスタッフが来て「用紙を預かります」といったので、「ここで読んでいいですか」と言い読み上げ、3人それぞれが要望を訴えました。テレビ朝日が制作した「ハマのドン」や松原監督の話もして、多くの方が夢洲の問題を知らない。このままでは
ジャニーズの問題どころではなくなるととても危惧している。大阪でもぜひプロの力で多くの人に知らせてほしいとお願いしました。

毎日新聞株式会社:受付で要件を言うと、かたくなな感じでアポなしは受け付けないといわれたので、手続きについては知らなかったが、読者として話に来ている
し、以前当日現場で取材され記事にされたことがあるので、信頼して要請に来たと粘り、もらった電話番号に電話し電話で要請し、文書は受付に預けることができた。

産経新聞株式会社:「毎日」とほぼ同じだが、幾分あたりは柔らかく、預かっておくとのことだったが、せっかく来たので、できれば手渡したいというと、電話番号を示され電話すると、さらに担当部署の電話を告げられ、電話すると有料だった。購読者で、カジノと万博関係の記事を切り抜いている、昨年は記事を投稿し掲載もしていただいたので信頼してお願いしていると、強くお願いしていると、受付の方が、メールで送っていただいたら確実に記者は読むので、と新聞をもってきてアドレスを示してくれた。文書は受付に預けた。

読売テレビ:警備員の方が、「ここでは受け取れない」と視聴者センターの連絡先をくださったので、電話。最初は、「郵送してください」の1点張り。こちらからは「報道機関たるものが市民の要請に応えないのは不誠実。報道局が無理でも総務でよいので受け取っていただきたい」と粘ると、「代表番号に電話してください」の返事。再び代表番号に電話すると「担当部署と相談します」と通話状態で15分ほど待たされ、今度は先ほどの視聴者センター責任者につながり、「受け取るけれども警備本部に」とのことに。別室、警備本部へ移動したところ「担当者が(時間が分からないけれど)来ると言っている」とのことで、再度、連絡を取っていただくことに。最終的には、警備部近くまで報道局か総務課の方が来ていた様子でしたが、「軽微で受け取る」ということになりました。
郵送ではなく、その場での受け取りと、本日中に報道部に渡すという約束はできました。時間はかかりましたが、視聴者センターへの郵送よりも、重みをもった手渡しは出来ました。

読売新聞:警備担当者から社会部に連絡をしていただき、入館証を発行してもらい別館へ。社会部の方が玄関受付まで下りてきていただき、簡単に趣旨を話して本日中に社会部部長に渡しますと約束。

関西テレビ:受付で趣旨を話し、短く交渉。報道局への「要請」であれば「郵送を」とのことでしたが、「視聴者からの要望扱い」としてであれば、本日、受付窓口で預かり報道局に届けることは可能と確認し、その場で提出してきました。

日本経済新聞社本社:受付が報道部に電話。「アポなしでは報道部は対応できない」と言われる。受付で書類を預かり、報道部に渡すとの事。帰り際にもらった。アポの連絡先が2cm×7cmの小さいもの(添付ファイル参照)で、東京本社でアポを取るようにという。一応「大阪本社」と看板を掲げているし、大阪の活動の取材を本社が判断するのか?できるのか?身元チェックか?びっくりして、受付に本当に本社に連絡することになっているのか、と尋ねた。書類は封筒に入れて宛先を書いて持参していたので、「親展」を書き足し、名刺をクリップで上に留めて預けた。

共同通信社大阪支社>(日経のビル内にオフィスがある):同じ受付の方に共同通信社に連絡をいれてもらった。
「大阪支社 編集局 社会部 副部長」の方がオフィスから降りて来られた。取材担当者は、今は対応できない状態とのことだった。すぐに名刺を出された。こちらの名刺を渡した。「名刺のQRコードでホームページをみられるか」という質問があった。
訪問の趣旨、書類の説明(今後の予定)、思い、第1回公聴会に共同通信社が取材されたことなどを伝えた。担当者にも伝えるとのこと。市民活動の具体的な情報に興味をもたれている様子だった。原田からは、「4/1の万博協会への緊急要請の記事をHPに掲載していて、労働基準監督署、大阪市消防局への問い合わせについても載せているのでみてほしい」と伝えた。

テレビ大阪:受付が報道部に電話。「アポなしでは対応ができない。受付が預かり、報道部に渡す」との事。書類を入れた封筒に「親展」を書き足し、会の名の名刺をクリップで上に留めて預けた。

NHK大阪放送局:受付にいくと「アポなしの来訪者は、同じスペースにある『アポなし受付』だ」と言われる。
規則上、アポなしでは報道部とは面談は不可とのこと。書類は報道部庶務に渡す(庶務がどのように判断するかは不明)とのこと。
書類を入れた封筒に「親展」を書き足し、「府民の会」名の名刺をクリップで上に留めて預けた。
「取材申し込み等のアポを取る時はこちらに」ともらった電話メモには「NHK大阪の代表電話番号」が書かれていた(添付ファイルの写真)。「代表番号なので、交換手が出てきて、担当部署につなぐ」という。代表番号はメモをいただかなくてもわかるので、あまり役立たない情報だと思いながらメモをもらった。

4チームとも困難も予想されましたが、こうした取り組みの大切さを実感する行動でした。

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