2025年9月17日14時~16時(2時間)大阪市と団体協議を行った。(場所:大阪市役所地下1階第1共通会議室)
担当課:大阪市環境局総務部企画課(2人) 大阪港湾局計画整備部工務課(2人)
府民の会:5人
経緯
当会が2025年3月7日に要請書を提出。その中で、大阪市の市有地である危険な夢洲1区をなぜ、集客イベント関西万博に貸したのか、貸す際に危険情報を伝えたのか等を問いました。そして、人命に関わるので、すぐに貸借契約を解除する(夢洲1区を返してもらう)よう求めていました。7月24日、大阪市環境局長名で回答が届きました。この回答が甚だ不満なので、9月17日に話し合いを持ちました。
協議で分かったことは、環境局は万博協会に貸すに当たって有毒ガスについての追加の調査をせず、年2回の調査結果しか伝えていませんでした。何万人もが連日訪れるイベントの場所にふさわしいかの検証をしないまま、「必要な対策は万博協会において適切に実施されるものと認識しています(回答書)」と根拠のない希望的憶測のまま貸借契約を結んだのです。貸し手としての責任感はなく、人命尊重意識が欠如した契約だったことが明らかになりました。3月28日のメタンガス爆発火災事故後もこの態度は改めず、万博協会に対策を委ねる姿勢は変わっていません。
私たちの「貸借契約を今すぐ解除を」の要求に対し、環境局は「契約解除の要件に該当しない」との回答です。そうであったとしても、憲法で定める生存権を無視する契約はそもそも無効です。万博は10月13日まで続きます。現在も有毒ガスは3/28爆発事故当時と同じように出続けています。2回目の事故が起きても不思議ではありません。今後も閉幕するまで契約解除を求め続けていきます。
この協議でチラチラと見え隠れする職員の本音を感じました。埋め立て地現場に関わる者にとって、松井前市長の「万博は夢洲で」というツルの一声が善良な職員を苦しめてきたのだと思います。大阪府市の職員の皆さんとも連帯し、運動を進めていこうと思いました。
夢洲カジノを止める大阪府民の会・西淀川
八木 正行

