2/4 「万博子ども招待事業の中止を求める署名・請願書」を吉村知事と水野教育長宛てに提出しました

地域に「万博遠足あぶない」の情報を広げていきましょう。
引き続き署名を集め、世論をつくり出していきましょう。

▸2月4日(火)13:30~13:43頃 大阪府庁舎別館・大阪府教育庁会議室
「府民の会」参加 5人
対応 教育総務企画課・2名
    福祉部子ども家庭局子ども青少年課・1名 他、記録担当者

提出署名 4321筆(紙署名1696筆・WEB署名2625筆) 総累計数17779筆(計3回提出)
▸提出 請願・質問書(添付)、学校配布資料(3回目)一式、お手紙・メッセージ(9人分)

最初に署名4321筆(累計17779筆)を提出。2人の保護者が手交。写真取りなど行い、請願・質問書、資料(手紙)など同時に提出。

➋ その後、会から請願書に沿って資料説明。ⅰ)署名をしっかり受け止め、「万博子ども招待事業」を中止すること ⅱ)招待事業による事故責任が事業主体である大阪市であることを表明すること ⅲ)自治体議会の意見書・請願採択と学校不参加表明を尊重し、問題点・懸念が払拭されるまで招待事業を凍結すること。不参加の学校に対し招待事業の事務を行わせないこと(学校の事業ではない・学校の信用を流用するな・学校行事で行かなくても危険は同じ)など要請。

➌(資料説明は時間なく)1区会場図と一酸化炭素検出・他詳細な検出結果や南海トラフ地震にふれ、安全ではないことの認識を持って頂かないといけないと伝えました。
またこうした情報が学校に伝えられていないため、「府民の会」として提示資料を大阪府下のすべての学校などに配布・送付してきたこと。本資料も同様に送付することを伝えました。
最後に自治体意見書や不参加表明の学校が多数出ている現状は、少ない情報の中で子どもたちの安全が確保できない現状が反映されていると糺しました。
請願書や資料については、各々説明に併せて頁をめくり、マーカーなどしていました。
時間が少なく、手紙・メッセージを示し、ここに参加された担当者の皆さんがしっかりすべての文書に目を通すことを念押ししておきました。

参加者からそれぞれの思いやリアルな現状をを伝えました。
万博遠足に行く、行かないで保護者間に分断が生まれ、会場の情報も伝えにくい。
・先生方が超多忙の中、万博遠足に手がかかり、気の毒。

・東大阪では街頭で署名を集めてきた。
署名してくれた人の中には、たとえ自分の子どもの行く学校が万博遠足をしても自分の子どもは休ませるとか中学生の子どもがいるけれど自分で行かないと言っているという話がありました。
東大阪市教育委員会に万博の遠足は問題が多いので実施を見合わせるように2度にわたって申入れをしてきた。
2月に入ってから質問に対して文書回答があった。
その中には、実施する学校と実施しない学校の数(12月現在)が書かれていた。3つの中学校が参加しないということである。
東大阪市教委は12月の市議会で万博遠足に対して交通費の補助を予算化するように議題として挙げた。3月の市議会で予算を決定するということです。
参加しない学校も郊外学習として他の所に行くがそれには補助をしないという。
「税の公平性」という観点からそれは間違っていると言っても、根拠を「昨年の2月に市長が記者会見で補助を出すと言った」からと「大阪で開かれる万博だから」ということである。
教育委員会は市長の一言で物事を進めていくのか、子どもたちのために行政から独立して判断するのではないかと言ったのですが、そのままの回答になっています。

・自分の子どもは行かせないし子どももそれで納得はしています。
しかし、自分の子さえ行かなければ良いという問題ではないので「無料なら行きたい」と言っている保護者や子どもと話す機会があれば危険性について話すようにしています。そうすると保護者間も子ども同士も必ずイヤな空気になります。
行政が地域に分断をもたらしていることに腹が立ちます。
そもそも無料ではないのに、無料を騙ってはいけない。

事故などが起これば校長が責任を負うなんて滅茶苦茶です。学校現場は今、この問題で大混乱です。大阪府政・大阪市政が推し進めた経済政策に子どもたち、学校教育を巻き込むのはやめてください。チケットの販売車に利用しているとしか思えません。吹田市、熊取町は不参加を表明しました。今こそ大阪全体で取りやめるべきだと強く訴えます(手紙として手交)。

子どもたちの間でも万博遠足に行かなかった子どもと他の子どもの間で分断が起きないか、また万博遠足を見合わせると判断した校長先生に「他の学校では補助が出るのに、うちの学校は丸々親負担になるのはおかしい」という保護者などの声が起これば、先生方の間でも分断が起きる。
府下いくつかの自治体では参加を見送っているし、行かないと決めた学校もあります。
万博の危険性と共にこのような問題があるので是非とも万博遠足の実施について考え直していただきたい。

最後に担当者の方にどう考えるかを聴きました。
「しっかり受け止めていきます」というような所見を述べていたと思います。
しかし今回の署名の重み、自治体意見書や不参加校が増えている現状の背景にある学校・保護者への情報提供など確約はしていません。

今後不参加校が出てくると思うが、その情報は開示されるのかを聞きました。返答は、「集約はするが教育委員会内や学校など関係者に示すものであり、公開するということは考えていない」との趣旨でした。
公開することを求め、12~3分の提出要請行動を終えました。

提出行動の時間の制限(庁舎管理が厳しく人数も5人)を行い、交渉の場ではなく署名受け取りの場であることを確認されたことに、「万博子ども招待事業」の行き詰まりが表れていると思います。
危険な夢洲の現実・責任転嫁の行政の事実を拡げることで、子どもたちの命と安全を大切にする学校・保護者は、必ず夢洲に行かせてはいけないと考えることができます。
地域に「府民の会」の運動を広げていきましょう。
引き続き署名を集め、世論をつくり出していきましょう。

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