2023年7月7日 事務局・山川
七夕ですね…梅雨明けも近いかと思われます。蒸し暑い日が続きますが、みなさんどうぞご自愛くださいませ。
7月6日(木)、第1回事務局会議を開催しました。参加者は準備委員のみなさん13人。準備委員の皆さんには、そのまま事務局員になっていただくことを確認しました。
これから夢洲カジノを中止に追い込む運動の中で、さらに事務局員も必要になると考えています。どうぞ積極的にご参加ください。
事務局会議では主に、
- 6月24日「夢洲カジノを止める会全体会議」と6月23日国土交通省請願行動の振り返り、
- 今後の運動方針
について話し合いました。『記録集』など、継続討議事項もありますが、まず決まったことを中心に報告します。
事務局会議の報告
1.6月24日「夢洲カジノを止める会全体会議」振り返り
(1)参加者 66人(28市区町村)ZOOM4人?
(2)「夢洲カジノを止める大阪府民の会」として名称変更し、区切りをつけた再スタートを切りました。
感想・意見など…「たくさんの方に来ていただき安心した」「事実に基づいて経過を説明しスタート地点に立てて良かった」「各地域の取り組みの報告などの発言時間が確保できればよかった」など。
(3)事務局員の役割として新たに…会計(今井)、資料作成(山田・桐生・百済・金光・他)、監査(百済)(佐柄)が決まりました。資料作成は、新しいチラシ作成に向け事務局員全体で関わることにしました、また銀行口座の開設も進めることになりました。
(4)HPアドレス https://vosakaf.net/ HPが充実し始めています。各地域の行動予定や報告をMLに流し、H P記載希望などをお寄せください。現在、ML参加者は106人まで増えています。
2.6月23日国土交通省請願・要請行動の振り返り
(1)国会議員要請行動、国交省観光庁交渉、院内集会に取り組みました。
(2)参加者は、議員要請行動に15人参加。6チームに分かれ約80人の議員へ要請行動を行いました。
(3)国交省観光庁交渉、院内集会へは33人が参加(会関係から26・議員1・秘書3・鳥畑教授1・報道2)
国土交通省観光庁からは4人…嶋田大輝氏(国際観光部参事官(IR担当)付課長補佐(併)内閣官房特定複合観光施設区域整備推進室)他。※東京新聞が報道してくれました(別紙参照)。
【意義】
①4月14日に政治的な意図を持った夢洲カジノ計画の「認定」がおこなわれて以降、住民投票運動を担ってきた市民運動としての初めての対政府交渉の場をつくった意義は大きい。議員要請行動では80人の政府関係者・国土交通委員に請願書を手渡し、大阪府民の反対の意思を伝え、問題なく「認定」が了承されたわけではないことを明らかにした。
②国土交通省観光庁要請行動では、「認定」について付された「7つの条件」について質問書に対する文書回答を得た。交渉の場を持ち問題点を追及することで、今後の「実施協定」締結を7つの条件をクリアすることなしに進めることを許さないと追及した。
③「認定」を4月まで遅らせてきたのは、住民投票条例制定署名運動など、全府民的な大きな運動の力である。審査委員会は「及第点」を取り繕い「認定」を行ったが、「要求基準」についての審査内容は不明であり「7つの条件」を付さざるを得なくするところまで追い込んでいる。
④国土交通省観光庁は、「7つの条件」を「認定」についての必要条件ではないとした。しかし今後「実施協定締結」における「国土交通大臣の認可」を行う上で、大きな位置を占めることになる可能性が国交省観光庁との交渉の中で明らかとなった。
現在、音声データの聞きおこし作業を行っています。「報告集」としてまとめる予定です。
3.新たな局面に入った夢洲カジノを止める運動方針の討議
- 国に夢洲カジノ計画の「認定」の取り消しを求める広範な運動。7つの条件を大阪府市が実施するよう指導させる。「実施協定」の認可をさせない取り組みを進める。
- 大阪府市に7つの条件を実施させるとともに、「実施協定」策定と締結をさせない取り組みを進める。
※以下、6月24日に提案した方針の具体化を進めています。9月に「実施協定」締結との情報もあります。国・大阪府市の行政日程を意識し、大阪府内全域で〝認定取り消しと夢洲カジノ反対〟の大きな世論を地域からつくり出していきましょう。
1.毎月1回「全体会議」を開催し、運動情報の共有と交流を進め、みんなで取り組む運動方針など具体化していきます(いずれも木曜日、18:30~20:30を予定)
▸日程(案)…7月20日、8月24日、9月21日、10月19日、11月30日、12月14日(木曜日18:30~20:30)。
2.カジノ「認定」7つの条件・報告書の学習会を地域で取り組もう。6・23国土交通省請願要請行動の報告会を地域で進めよう
▸桜田照雄男さん(阪南大学教授)や藤永のぶよさん(おおさか市民ネットワーク代表)などを講師に、各地域で学習会が進められています。ミニ学習会など、事務局からチューター派遣など相談に乗ります。
※鳥畑与一さん(静岡大学教授)も学習会講師に協力する旨、表明していただいています。
3.「カジノに反対する大阪連絡会」が提起した2つの署名(政府・府市)を、各地域で集中して取り組もう
▸8月末に予定されている、署名提出・政府要請行動に代表を派遣しよう。
4.会の新チラシを作成し、大阪府内各所で配布していきましょう →資料作成担当者を決めました。
5.8月10日(木)、「夢洲カジノを止める大阪府内一斉行動」に取り組もう。
▸大阪府内各地域で短時間でも一斉の街宣・署名行動を各地域で配置しよう。大阪府庁舎or市役所前で、象徴的な街宣・署名行動の配置を予定します。
▸預金者の利益を損なう恐れのある銀行のカジノ融資(プロジェクトファイナンス)の問題点を明らかにし、融資銀行やカジノ出資企業(20社)への要請行動など具体化する予定です。
6.8月18日(金)、「夢洲カジノ視察行動」に取り組もう
▸当日、説明学習会(講師:藤永のぶよさん)を開催。その後、WTC46階から状況視察を予定。
7.8月31日(木)、IR推進局との「団体協議」を設定するため、7月〇日に申し入れ行動に取り組もう
8.9月21日(木)、大阪府定例議会開会日に、「夢洲カジノ実施協定締結を許さない!大阪府庁舎前アクション(仮称)」に取り組み、全府内から抗議の声を集め意思表明しよう
▸議員要請行動、議会傍聴を行います。
▸大阪府内各自治体の9月定例議会で、意見書採択(「認定取り消し」「7条件実施」「実施協定締結・慎重審議」など)の取り組みを進めましょう。7月から各会派・全議員に対してIR・カジノ計画「認定」の問題点を伝え、意見書採択への協力を呼びかける議員要請、地域集会への議員参加・府市町村政報告会開催、アンケートなどの取り組みを具体化していきましょう。
9.9月24日(日)、「大阪にカジノはいらん!御堂筋1000人パレード(仮称)」を、パレード実行委員会をつくり大きく呼びかけ成功させよう
▸カジノに反対する9団体懇談会、市民団体、政党、労働組合、個人に広く働きかけ、実行委員会形式で。
10.9月、政府・国土交通省観光庁・カジノ管理委員会への請願要請行動に取り組もう
▸国会前座り込み、議員要請行動、院内集会、銀座デモなど一日行動として具体化を進めたいと考えています。
11.9月30日(土)、『ハマのドン(松原文枝監督)』上映会に取り組もう
▸エルおおさか南ホール・3回上映。学習・トークイベントなどとの組み合わせも検討中。企画スタッフ募集。
12.7月12日(水)「カジノ住民訴訟(夢洲IR差し止め訴訟・カジノ用地契約差し止め訴訟が合併)」の傍聴行動などに取り組もう
▸7月12日(水)15:00(大阪地裁大法廷 傍聴抽選14:00頃?)→16:00報告集会(中央公会堂会議室)。
13.カジノに反対する9団体懇談会、カジノ反対の様々な取り組みと力を合わせよう
▸国土交通省への区域整備計画審査における「要求基準」審査についての行政文書開示請求の取り組み/高校におけるギャンブル依存症啓発授業反対の取り組み/7月30日(日)ZENKO・カジノ反対分科会など。
カジノ住民投票運動『記録集』について
▸大阪府内72市区町村の図書館への『記録集』寄贈を完了。うち2件は「スペースがない」「ニーズが合わない」
「郷土資料に限ってのみ受け付け」など断られたところもありました。また6月23日の国交省請願要請行動で、国会議員などに50冊余りを「貴重な記録です」と手渡しました。残部72冊。カンパ残額35,700円。
▸今後、全国のカジノ反対に取り組む団体に寄贈、日本社会病理学会シンポジウムでの配布(カンパ)など予定。
▸『記録集』の残部引継ぎなど、次回事務局会議で継続討議。
★文字だらけ『通信』、ゴメンナサイ。9月は夢洲カジノ反対運動の山場です。力を合わせ明るく取り組みましょう。