4/16 万博会場の安全を検証する調査(特に有毒ガス)を実施しました

4/16に当会メンバーが万博会場の安全を検証する調査(特に有毒ガス)に行ってきました。写真や動画(9枚)や動画(6本)には説明(キャプション)を付けていますので、ぜひご覧ください。

<レポート 八木正行>
万博のガス抜き管を調査してきました。
写真(9枚)や動画(6本)には説明(キャプション)を付けていますので、ぜひご覧ください。
4月16日(水)、当会の事務局長の山川さんと2人で万博の安全性(特に有毒ガス、ガス抜き管)を調べに行きました。4/6にメタンガスの爆発濃度超えを検出した守口市議の寺本さんが使用した検知器と同じ機種を業者から借りて持って行きました。メタンガスと一酸化炭素と硫化水素が計れます。
 JR桜島駅からシャトルバスで万博会場に向かう。平日の11時過ぎとあって、バスはガラガラだった。着いたのが第1交通ターミナルでシャトルバスの発着場だ。SNSであがっているペアのガス抜き管などターミナルや通路に10本のガス抜き管がある。そのうち、22G2の記号を付されたガス抜き管では、2月に爆発濃度超えが3日、労働者が避難する濃度超えを13日記録。98G7では爆発濃度超えが9日、労働者避難濃度超えを10日記録している。

 第1交通ターミナルから第2交通ターミナルに向かう道の左側にも50mぐらいの間隔でガス抜き管が並ぶ。第2ターミナルは遠足や修学旅行で団体バスが発着する。ここにも周囲に10本、真ん中に6本のガス抜き管がある。第1ターミナルもそうだが、注意喚起の表示がない。異様な光景だと思うのだが、3人の警備員さん聞いてみたが、役割を知らなかったというか、知らされていないようだ。
 遠足等で訪れた子どもたちはここから800m先の西ゲートまで歩くが、小学校低学年だと30分ほどかかるのでは?

 西ゲートから入り、GWエリア(グリーンワールドエリア=昨年3/28に爆発があった=夢洲1区)に向かう。客はまばら。4/6に守口市の市会議員の寺本さんが爆発濃度を超えるメタンガスを検知した。そのマンホールは周りをフェンスで囲い、立ち入り禁止の表示はあるが、なぜ危ないのかの説明はない。警備員も配置されていない。
本当にすぐ近くで4台のキッチンカーが営業していた。1店舗ずつ、火の扱いを尋ねた。2店舗はかき氷などそもそも熱源を必要としない店舗で他の2台は電磁(IH)調理器での調理だった。
 近くにはフードコートでの火の扱いを調べた。ある店で火が見えたのでプロパンガスを使っているかを尋ねた。少しためらいながら「使っている」と答えてくれた。万博協会との契約時にはこのエリア(GWエリア)ではプロパンなど裸火を使わないことになっていた。しかし、いつのまにか使っていいと万博協会が変更したのだ。人命や安全より営業を優先したのだ。
 パビリオンエリアに入った。客の数はGWエリアに比べ若干多いが人気パビリオンに50m程度の列がある程度だ。これまでメタンガスを検知している迎賓館ともう1か所を計ろうと向かったが、バックヤードで立ち入り禁止の場所だった。

 有毒ガスを逃がす目的で穴が開いているマンホール(有孔マンホール)の有毒ガスを計った。メタンガスなどは0表示のままで検知されなかった。中学生の集団が、そのマンホールの上を何も知らず歩いて行った。けがや病気にならずに無事帰ってほしいと思った。
 今回ガス検知器で数か所を計った。その内、1か所で警備員さんが不審げに何をしているの?と聞いてきた。先日のメタンガスが検知されたことを話して、安全を確かめたいと言うと納得してくれた。他の警備員さんは無関心だった。

 今回は1か所で基準値以下の一酸化炭素を検知した。入場料、ガス検知器のリース料とお金はかかるが、定期的に調査できないかと話し合っている。

①動画スタート 第1ターミナル
④動画 第1ターミナル 抜き管テープ
⑤動画第2から第1通路ガス抜き管 ボルト
⑧第2ターミナルガス抜き管
⑩動画第2ターミナル 電気設備ピットの地下ピット有孔マンホールガス検知
⑪動画 GW4.6検出キッチンカーとマンホール
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